2026/04/30

工事現場や道路の規制区間で、いま一番ヒヤリが出やすいのが自転車です。
以前より「自転車も交通ルールに気を付けよう」という空気が強まり、
歩道と車道の使い分けや、信号・一時停止などを意識する人が増えています。
その結果、現場では自転車が“迷いながら走る”場面が増えやすい。
ここを先回りできると、誘導が一気にラクになります。
自転車対応で大事なのは、最後の瞬間に止めることより「入口で迷わせない」ことです。自転車は歩行者より速く、車より小回りが利くぶん、迷うと急な進路変更が起きやすい。だから現場は最初から“3本の線”で整理します。
①車の線:片交の通り道、待機位置を明確にする
②自転車の線:車道端に寄せる(または押して歩道側へ)
③歩行者の線:仮設通路を途切れさせず、段差や狭窄を減らす
線が途中で消えると、自転車がふくらむ・歩行者へ寄るなどのヒヤリが増えます。途中で方針を変えないのがコツです。
交差点周りで多いのが「このまま車道?歩道へ上がる?」の迷いです。ここは二択を先に出すだけで安定します。
・車道へ:『左側そのまま直進でお願いします』
・歩道へ:『歩道に上がる方は押して通行でお願いします』
言い切りより、案内口調+感謝の一言が通りやすいです。
規制帯の入口で自転車が迷うと、現場全体が荒れます。入口でやることは3つだけ。
1)自転車の通り道を“見える形”にする(コーン等)
2)誘導員は自転車ラインの外側に立つ(内側へ入れない)
3)ふくらむ前に短い声かけでライン固定(『左端キープでお願いします』)
自転車が多い場所ほど、車は一時的にゆっくりになりやすいです。ここで焦って車だけ流すと、自転車がふくらみ、さらに危険になります。
・車の待機位置を先に決める
・理由つきで減速を促す(『自転車通ります、ゆっくりお願いします』)
・危ない時は車を止めて自転車を先に逃がす
“待てる現場”を作ると、クレームも減ります。
・歩道から車道へ降りる瞬間に、後ろから車が来ている
・狭い区間で自転車が歩行者を避けようとして車道側へ膨らむ
・工事車両の出入り口で、自転車が「止まるか進むか」を迷う
この3つは“最後の瞬間に判断させる”ほど危険です。入口で「どこを通るか」「どこで待つか」を決めて見せておくと、急な動きが減ります。
雨や夕方は路面が反射して、ライトや街灯で距離感がズレやすいです。そんな時は、コーンの間隔を詰めてラインを分かりやすくする、合図はよりゆっくり大きくする、声かけは一文で終わらせる、の3つが効きます。『このラインでお願いします』のように“ライン”という言葉を入れると、相手が理解しやすいです。
学生は、言われた型を守れるので動きがブレにくい。主婦(主夫)は、周りを見る力と声かけが丁寧でトラブルが減りやすい。定年後の方は、焦らず確認できるので危ない芽を早めに摘めます。他業種からの転職組は段取りが得意で、入口の作り込みが上手い人が多い。共通するのは「迷ったら止めて確認」「声かけは短く」「誘導の方針を途中で変えない」です。
①自転車が迷う場所はどこ?(切り替え地点)
②自転車ラインは途中で消えない?
③車の待機位置はどこ?(詰まる前に止められる?)
最近は自転車の運転に対して注意が集まりやすく、現場でも自転車が慎重になる分、
迷いが出やすいです。
だから誘導は「止める」より「入口で分ける」。
車・自転車・歩行者の3本線を作り、交差点は二択先出し、規制入口はライン固定、車は待てる余白。この型を押さえれば、未経験でも十分に安全な現場を作れます。
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